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MoA Mocap Update v1.9 – 主な更新内容


MoA Mocapが v1.9 にアップデートされました。本バージョンでは、トラッカーキャリブレーションの強化、Tポーズ可視化、Unityプラグインの安定化、アクタープリセット管理、新しいグローブデバイス対応など、さまざまな新機能が追加されています。


これらの更新内容は、デモ動画でご確認いただけます。



トラッカーキャリブレーション – Tracker Align & Set Origin

トラッカーのキャリブレーション機能が向上し、原点や座標系を簡単にリセットできるようになりました。


主なメリット:

床・垂直方向の整列問題の解消

傾いた床面では、トラッカーが移動中に徐々にずれることがあります。新しいキャリブレーション機能により、このずれを補正し、正確に整列できます。

簡単な原点リセット

トラッカーを任意の位置に置き、簡単に原点として設定可能です。トラッカー全体が床より下に沈んでしまった場合も、高さを再調整することで安定した基準点を確保できます。

正面方向のリセット

マップを再作成したり修正したりせずに、正面方向を即座に変更可能。キャリブレーション作業がより便利になります。

キャリブレーション精度の向上

トラッカーが正確に整列していない場合、正しいTポーズをとってもデータ上では前を向いていない、または姿勢がずれて見えることがあります。この機能により、より一貫性のある安定したキャリブレーションが可能です。


MoA Mocap Tポーズ可視化

アバターが正しいTポーズを取っているか、視覚的に確認できる機能が追加されました。


主なメリット:

正確な基本姿勢の確認

両手の高さが揃っているか、上半身が傾いていないかを視覚的に確認できます。

安定したキャリブレーションのサポート

正しいTポーズを維持することで、以降のキャリブレーションの信頼性が向上します。


Unityプラグイン改善 – データの一貫性・滑らかさの向上

Unityプラグインが最適化され、データの一貫性と安定性が向上しました。


主なメリット:

データの一貫性向上

アバターの体型に関わらず、安定した結果を得られます。

スライディング現象の軽減

動作中にアバターの足や体が滑るように見える現象を抑制し、より自然で安定したデータ表現が可能になりました。


アクタープリセットの保存・読み込み

アクターごとに最適化されたトラッカー設定やデータを保存・読み込みできるプリセット機能が追加されました。


主なメリット:

簡単な再割り当て

保存したプリセットを読み込み、すぐに適用可能。繰り返しの設定作業を削減できます。

体型に合わせた管理

Skeleton DimensionやRetargetデータをアクターごとに読み込み、さまざまな体型にも安定して対応できます。

作業効率の向上

複数アクターが参加するプロジェクトでもスムーズに切り替えられ、制作速度と効率が向上します。


Diver-X ContactGlove2対応

新しいハードウェア Diver-X ContactGlove2 が公式サポート対象に追加され、より多様なグローブオプションが利用可能になりました。


主なメリット:

互換性の拡張

従来の Manus Glove や StretchSense に加え、ContactGlove2 もサポートされ、使用可能な機材の幅が広がりました。

柔軟な作業環境

プロジェクト環境や予算、目的に応じて最適なデバイスを選択できます。

 
 
 

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